WBC世界一の余韻が冷める間もなく、日本のプロ野球もまもなく開幕する。他球団に先駆けて行われる30日の日本ハム・楽天戦(エスコンフィールド北海道)を皮切りに、翌31日には全球団が開幕戦を迎える。
激闘を終えた侍戦士のシーズンのパフォーマンスが楽しみとなる中、中でもメジャー球団から熱視線を浴びている選手がいる。
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DeNAの左腕エース、今永昇太だ。WBCでは米国と行われた決勝戦で先発の大役を任され、「日本には素晴らしい投手が多くいる」と全米からも注目を集めた。
評価の理由は左腕でありながら常時150キロ以上を計測するスピードボールが投げられることにある。メジャーの舞台でも左腕でスピードボールをそこまで操れる選手は少ないこと、さらにキレ味鋭いスライダーやチェンジアップを含め、緩急をつけた投球ができることで高い評価を受けているというのだ。昨季はノーヒットノーランも達成。11勝4敗、防御率2・26の成績を残している。
ソフトバンクからオフに海外FA権を行使し、メッツに入団した千賀滉大は5年総額7500万ドル(約98億円)の巨額契約で周囲の度肝を抜いたが、評価の高まりから今永が「ネクストセンガ」として海を渡る日も近いと見られている。
すでに球団とは将来のメジャー挑戦を含め、自身の意思も伝えている。順当にいけば海外FA権を取得するのは25年となるが、早ければ、今オフにもポスティング利用でメジャーに挑戦する可能性も出てきた。
しかしその前に「宿題」もある。エースとしてチームを1998年以来、25年ぶりの優勝に導くこと。チームにはバリバリの現役メジャーリーガー投手、バウアーも加入した。これまで投手陣の弱さが課題とされた中でエースとしてチームをけん引する働きを見せられるか。今シーズンの今永の投球は様々な意味で注目を集めそうだ。
(出典 news.nicovideo.jp)
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