北海道日本ハムファイターズ監督の新庄剛志氏が11日、YouTubeチャンネル『西岡剛チャンネル』に出演。松本剛に首位打者を獲らせるためにとった“ある秘策”について語る一幕があった。
2022年に一気にレギュラー定着し、117試合出場で打率.347、137安打、21盗塁と高い成績を残し、首位打者のタイトルを見事獲得した松本。しかし前年まではレギュラーではなく、西岡剛氏は「ボスが来るまでは、正直プロ野球選手としての成績はさほど目にとまる選手ではなかった」と本音をこぼしつつ、「急にブレイクしたのはなぜだと思いますか?」と質問する。
この問いに対し、新庄氏は「よく話すんだけど」と前置きしながら、2軍落ちを通告した時に「悔し涙を流して、すごい顔をしていた」と述懐。今年にかける思いを知り、抜擢しようと決めたことを明かしたのち、シーズン中にとった“ある秘策”について語っていく。
「使っていくうちに、首位打者を吉田(正尚)くんと争ってた」松本だったが、7月には左膝蓋骨下極骨折でチームを離脱。この時、新庄氏は「6割でいいから、走れなくていいから戻って来い」「今年に関してはお前は首位打者を獲れるから、獲らせるから」「監督になって、選手がタイトルを獲ったら1億円のボーナスが入ってくるんだ。裏の交渉で」と伝えたという。
すると、松本は「マジですか!? 僕がタイトルを獲ったら1億円もらえるんですか!?」と鵜呑みに。「そうなのよ。頼むわ、戻ってきてくれよ」と新庄氏が返すと実際にチームに復帰し、最終的に約束通り、首位打者のタイトルを獲得した。
そしてシーズン終了後、松本から「ボス、僕にもちょっといくらかくださいよ」とおねだりされたそうで、「アホか! そんなせこいこと俺がするか!」と返したと言い、笑いを誘っていた。
(出典 news.nicovideo.jp)
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