
プロ野球・中日ドラゴンズやMLB、阪神タイガースでもプレーした福留孝介氏が、上原浩治氏のYouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』に出演。打者としての投手との駆け引きについて語った。
■「自分でカウントを作る」
今回の動画では、同じ98年のドラフトで球界入りした福留氏と上原氏が対談。上原氏が、福留氏が在籍していた頃の中日を苦手にしていたことに触れつつ、「どうなの?」と現在のチームについて質問。福留氏は「考えることが、なかなかできなくなってきた。打席の中で、自分でカウントを作る打者を見なくなりましたね」と語る。
福留氏自身は、打席に入る前に相手の配球についてシミュレーションし、「ある程度イメージを作っておきながら、その通りになっていけば(自分で)カウントを作って、有利になったらこのボールでしょっていう決め打ちをする」と振り返る。
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■CSでの同点ホームラン
阪神時代の2019年10月、横浜DeNAベイスターズとのクライマックスシリーズでの試合で、9回2死走者なしで打席に立った福留氏は、山﨑康晃投手が1ボール1ストライクから投じた150キロのストレートをフルスイングし、ライトスタンド上段に同点ホームランを放った。
この打席について、「初球のツーシームをドーンと空振りして、2球目のツーシームを見逃したんです。もう1球来ると思ったんで。これを見逃がした瞬間に、(3球目は)インサイド真っ直ぐが来ると思ったんですよ」と話す。
■読み通りのボールが…
さらに、「初球は真っ直ぐであろうとツーシームであろうと、とりあえず振ろうと。振って次のボール、2球目が何かを知りたかった。(2球目は)打つ気はさらさらない。(相手には)ビタッて見逃したように見えてる。(3球目は)絶対真っ直ぐ。でも外の真っ直ぐは軌道的にいくから、手が届いて甘くなったら嫌だって、厳しいインサイドに来るんだろうな。だったらインサイドを(待って)、少々厳しくてもこの1発仕留めなきゃと思ってホームランを打った」と、読み通りだったことを明かした。
駆け引きを得意とした福留氏を、上原氏が「人としてイヤ」と笑いながらイジると、福留氏は「(普段は)真っ直ぐ生きてます!」と主張していた。
■ファンからも驚きの声
投手との心理戦について明かした福留氏に、ファンからは「ほんと駆け引きがうまい。阪神時代の福留さんとかマジで数字以上に怖かったなぁ」「やっぱりあの空振りはワザとやってたんですね!」「打ち損じれば試合終了の場面であんな特大ホームラン打つメンタルすごい」と驚く声があがった。
また、「阪神でベテランの福留が若手に与えた影響ってとても大きかったと思う。サトテルにもこの駆け引きを叩きこんでほしい(笑)」「ドラゴンズの選手に配球の読みを教えてあげてください」と後輩への“伝授”を期待する声も寄せられた。
■福留氏が投手との駆け引きを語る
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(出典 news.nicovideo.jp)
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