
|
【村上宗隆・独占告白「正解が分からなくなった…」三冠王の苦悩と決意】の続きを読む
|
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が20日、自身のYouTubeチャンネルへ動画を投稿。昨年に三冠王を獲得した東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手の前半戦成績に「もっと頑張らないと」などと物足りなさをにじませた。
「”何やってるんだ??”期待していたのに前半戦活躍できなかった選手について語ります!」と題した今回、セ・リーグの前半戦を振り返った高木氏。
村上選手は一番最初に名前が上がり、「いやぁ… 三冠王でしょ?」と前半戦の成績に物足りない様子を見せた。
関連記事:賛否両論のオコエ瑠偉2軍落ち 「1軍置いておくと…」と高木豊氏が意図推測
村上選手は前半戦終了時点で打率.242、16本塁打、49打点と、ホームランはリーグ2位タイ、打点も同3位タイの成績。
しかし、史上最年少三冠王を獲得した去年と比較し、高木氏は「数字からすると全然物足りないよね」と語った。
一方、「でも彼のいいところって、ポイントポイントでは打点を取って、勝利打点には繋がっている」「だから、数字ほど悪いって感じはしない」と、勝負強い打撃は評価している。
高木氏は重ねて、「だけど、みんなが期待してる期待に応えられてない」と、期待の大きさに数字が見合っていないとスバリ。
だが、「しんどいだろうけど、(期待に)応えられる精神的なスタミナも持ち合わせてる男だから」と、村上選手がここで終わる器ではないとも称え、最後は「もっと頑張らないとね」と厳しくも背中を押している。
・合わせて読みたい→中畑清氏、落合博満氏に大谷翔平との“違い”を指摘され苦笑 「俺も野球に…」
|
元東京ヤクルトスワローズの宮本慎也氏が、YouTube「野球いっかん!」チャンネルで村上宗隆選手の「不調の要因」を解説した。
宮本氏と元北海道日本ハムファイターズ投手で昨年まで阪神タイガースのピッチングコーチを務めた金村暁氏が出演した今回の動画。
2022年セントラル・リーグ三冠王、王貞治氏を超える56本のホームランを放った村上選手の現状について金村氏は「なんだかんだ言いながら、村上もホームランが11本まできているでしょ。やっぱり行くなと思っていて」と話す。
そして「打率が上がってないんですけど、ホームランが出て打点も稼いでいるし、村上じゃなくて(不調なのは) 山田哲人だったりすると思っていて」と「そこまで不調ではないのではないか」という見方を示した。
関連記事:坂本勇人が打撃不振に陥った理由は… 江川卓氏が独自分析
この意見に宮本氏は「彼に対する期待度が変わっているから。試合を決める一打というのは去年より少ない。そこで打てていないというのはある。チャンスで凡退している」と指摘する。
すると金村氏も「打っているときは良いフォーム」としたうえで「去年、僕は彼を対策しようとしていた立場の人間なので、明らかな違いは感じますよね」とコメント。
そして「去年は低めを振らないし。今、3分の1終わった時点で、去年の半分三振をしているんですよ。ピッチングコーチから見ていたら、頭がすごい動くようになったんです、今年」と話した。
金村氏はさらに「去年って絶対軸足のうえに頭があって、そのままで前が出ないから。ポイントを近めにおいていたから低めを振らなかったんですよ。今年は動いて戻すみたいな感じの、頭の動きが気になっている。下半身もグラグラしたりとか」と分析する。
話を聞いた宮本氏は「行って、戻ってと金村が表現したのは完全に肩が入りすぎて、踏み込みやすい状況になっている」「すごく踏み込む形になって、距離が詰まっちゃうから、 逃がさないと打てないよね。そうなったらバットもヘッドの返りが早くなって、空振りするかゴロになる」と指摘。
そして「肩の入りは徐々に収まってきているけど、ヘッドの返りが早いからゴロが行きやすい」と話した。
スタッフから「あれだけホームランを打った方がそんなことに…」と声をかけられると、「なるんだね。俺も思った」と宮本氏。
続けて「ある程度バッティングというものはこういうものだと、つかんだと思っていた。まあ、まだまだ良くなる可能性もあるということですよ、まだ若いですから」とコメントしていた。
・合わせて読みたい→「今年の巨人は強い」と金村義明氏が断言 阿部慎之助ヘッドの仕事に持論も
|
衰弱の一途をたどる虎の尻尾を射程圏内に捉えたのが巨人である。交流戦でパ球団から白星を量産して、セ界のAクラスに浮上したのだ。そんなノリノリの中にも懸案事項がある。巨人球団関係者が耳打ちする。
「“デーブ”こと大久保博元打撃チーフコーチ(56)ですよ。そもそも坂本勇人(34)の春先の打撃不振もデーブに一因がある。キャンプで試行錯誤して取り組んでいた時期から『スイングスピードが落ちた』や『(ボールが)飛ばなくなった』と坂本の状態をメディアにベラベラ発信していた。これには坂本も『余計なことをしゃべんなよ』と周囲に不満を漏らしていました。そもそも、選手のコンディションは機密事項ですからね。坂本の弱点を天下にさらされたも同然でした」
それにしても、大久保コーチの舌はよく回る。時にはプラスに転ぶこともあった。交流戦で、過去に放出したOB選手を揶揄して、
「ロッテ戦を前にしたミーティングの席で、リリーフの澤村拓一(35)を『チャンスピッチャー』と小バカにしていたんです。直球とフォークのみの配球で、簡単に打てると豪語していたんだとか。1戦目では澤村から2三振を喫した打線だったが、それを聞いた亀井善行打撃コーチ(40)がデーブの発言をメディアにポロッと話した。それが澤村に伝わってカッカさせるのが作戦だったのでしょう。2戦目には2ホーマーで完全勝利を決めました」(スポーツ紙デスク)
一方で、一時は巨人と最下位争いをしていた中日には上がり目が見えてこない。ところが、チームを率いる立浪和義監督(53)には不思議と悲壮感が漂っていないのだ。在名球界OBがその内情を明かす。
「長期契約が結ばれていますからね。これまで年数は発表されていませんが、実際は5~6年と言われている。あるプロ野球OBが今季のシーズン中にチーム再建計画のレポートを引っ提げて、監督に立候補したらしいが、検討の余地なく却下されている。球団が三顧の礼で迎えているだけに、簡単にクビにできないんだろう」
それでも、長く低迷から抜け出せない状況に大本営メディアも黙っていない。
「親会社の中日新聞が、立浪監督に批判めいた記事を載せるようになりました。社内には大きく2つの派閥があり、立浪監督を担いだ大島宇一郎オーナー(58)の反対陣営が情報を流している。選手たちも立浪監督の恐怖政治にはビクビクしている。オフにDeNAにトレードに出された京田陽太(29)のようにいつ干されるかわかりませんからね。指揮官と選手の間には会話すらないようです。各所に潜む不満分子がいつ爆発してもおかしくありません」(スポーツ紙デスク)
目下、リーグ3連覇どころではないヤクルトも対岸の火事では済まされない事態が。
「村上宗隆(23)が“裸の王様”になりつつある。というのも、令和の三冠王の周辺には首脳陣を含めてイエスマンしかいなんです。どれだけ不遜な態度を取ろうが咎めるような人間はいません。一応、元メジャーリーガーの青木宣親(41)の言うことだけには耳を傾けるようですが、さすがに主砲がヘソを曲げる発言は控えている。同じく元メジャーリーガーであるはずなのに、高津臣吾監督(54)は機嫌を損ねないよう丁重に扱うしかないのです」(スポーツ紙デスク)
こんな有様だから、昨季の三冠王が見る影もないのがうなずけよう。
一方、きちんと数字を残していても信頼感を得られないのが田口麗斗(27)だ。
「クローザーで防御率1点台(6月16日現在、以下同)は合格点ですが、その品格にチーム内外から疑問符が付けられています。お調子者のムードメーカーと言えば聞こえはいいですが、例えば合コンでも真っ先に大枚の入ったパンパンの財布を机の上に置いて『すごいっしょ?』と金持ちアピールするような性格です。投手陣の中には、継投して最後を任せるのに批判的な向きも多い。それでも、高津監督が同郷・広島出身のよしみでポジションを与えちゃうんです」(球界関係者)
指揮官のエコ贔屓采配は、野手にも及ぶようで、
「いわゆる“高津チルドレン”と呼ばれる選手たちです。その代表格はショートの長岡秀樹(21)。打率1割台に低迷しようが、交流戦に入るまでスタメンで起用され続けましたよね。その他にも同期の武岡龍世(22)や6年目の宮本丈(28)ら、1軍に呼ばれやすい選手が一定数いる。ファームに幽閉されている中堅どころは不貞腐れていますよ」(スポーツ紙デスク)
まさにヤクルトの“サンクチュアリ”。低迷チームには一枚岩になれない理由が見え隠れしているのだ。
|
プロ野球・ヤクルトの村上宗隆選手(23)が昨年記録した日本人歴代最多となる56本塁打。その記念モニュメント除幕式が6月15日に行われた。
神宮球場に設置された円形のモニュメントは、ボールが直撃してめり込んだようなデザイン。記念撮影に応じ、「これからまた新たな記録をたくさん打ち立てられるように頑張りたい」と語った村上だが、今シーズンは絶不調にあえいでいる。
「本塁打数こそ1位の巨人・岡本に5本差をあけられた2位タイの11本ですが、打率.221とかなり低迷、三振数は1位独走の84。昨年は首位だったチームも最下位争いをしていて、かなり厳しい成績です。なにもこんな時に記念碑のお披露目なんてしなくても…と思いましたね。さながら“公開処刑”のようでした」(スポーツ紙記者)
残念ながら、’93年に近鉄のブライアント選手が記録した歴代最多三振数204の更新もありえるという。
《村上選手56号除幕式もいいけど、給料の割に打ってない。メジャー大谷選手見習って!》
《笑顔で写真に納まらないわけにはいかないにしても、今季の不振を考えると心中は複雑だろうなぁ》
ネット上には村上に対する厳しい言葉が並ぶ一方、多くのファンが気にかけていたのが、同時に設置されたプロ野球歴代最多となる60本塁打を‘13年に記録した元ヤクルト・バレンティン選手(38)の記念碑だ。手摺りに付けられた細長いプレートだけで、村上選手のものに比べてかなり簡素な印象だ。
「村上選手より前により多くのホームランを打ったバレンティンの記念碑が、同じタイミングでより小さくつくられたことにはかなり違和感が残りました。せめて同じ大きさ、デザインにできなかったのでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
《なんで村上だけ??って言われないように今更やった感じ、気持ち悪いな》
《ヤクルトファンにとってバレンティンの60号も村上の56号と同じくらい大切な思い出なのに。あの時チームは弱かったけど、彼のホームランでどれだけ楽しませてもらったか。神宮だって彼がいなきゃもっとガラガラだっただろうに。その思いが表れてるとは思えない…》
《そういうとこやぞヤクルト球団…》
せっかくの記念モニュメントだが、“さあ見に行こうか!”とファンが喜べる状態にはほど遠いようだ。
|