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今月2日に発表された、今年の『ユーキャン新語・流行語大賞』。毎年、年の瀬のニュースを賑わわせる一大イベントだ。
春にはWBCで侍ジャパンが優勝。5月には新型コロナウイルスの「5類引き下げ」があり、プロ野球では阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝いた。
チャットGPTなどの生成AIは、仕事にもプライベートにも普及。多くのユーザーに愛されたツイッターは、イーロン・マスク氏による買収後、「X」と名前を変え、困惑する人も
世間はこうしたノミネート30語のなかで、どれが最も「流行語大賞」にふさわしいと考えているのだろうか。
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Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「新語・流行語大賞」について調査したところ、最も多くの支持を集めたのは、大谷翔平選手の名言「憧れるのをやめましょう」で17.9%だった。
言わずと知れたこの言葉は、WBC決勝の試合前、マイク・トラウトなどスター選手がごろごろいる米国代表と戦うのに際してチームに喝を入れた一言だ。
2位は、13.1%の得票で「チャットGPT」。なぜか「生成AI(今回の調査では4.9%)」と別項目になっているが、時代を変える新技術だけに支持されるのも納得の結果だ。
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3位は、阪神タイガースのチームスローガン「アレ(A.R.E.)」で、12.5%。岡田彰布監督の口癖をこじつけでスローガンにしたもので、「Aim」「Respect」「Empower」の略とされている。
今回の調査で得票率が1割を超えたのはこの3語で、以下は「推しの子/アイドル」「藤井八冠」「X」と続いた。
流行語大賞の選定には、「授賞式当日に出席できるか」などさまざまな要素も影響すると噂される。時代を動かしたキーワードが多い今年、大賞に輝くのはどの言葉なのか。世間の予想は当たるのだろうか。気になるところだ。
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タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
猫も杓子も大谷翔平を話題している。今オフにエンゼルスからFA(フリーエージェント)となった二刀流スターの去就には、日米メディア、ファン、そしてあらゆる球団関係者が熱視線を向けていると言っていい。
日本でもニュース番組の一般枠で特集されるほどの話題だ。複数球団による争奪戦が繰り広げられてもいる。そんな大谷のFAにおいては、当然ながら高騰する契約金にも注目が集まっている。
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史上初となる二刀流選手のFAということもあり、アメリカ国内でもいかなる金額が様々に論じられている。そのなかで大半のメディアが史上初の総額5億ドル(約757億6300万円)超えを指摘。そして、ここにきて6億ドル(約909億1500万円)まで高騰すると見る媒体も現れた。
米スポーツ局『FOX Sports』は「史上初の5億ドル契約どころか、6億ドルまで高騰するのではないか。夢物語かもしれないが、現在の状況ではオオタニは球史における最高額の契約にサインするのは間違いない」と断言している。
そう論ずる根拠もある。同局は「オオタニは自身2度目のトミー・ジョン手術を受けており、2024年は登板しない。それでも彼は球界最高の打者であり、最高の投手の1人だ」と、「唯一無二」と言われる二刀流の希少価値を強調。そして、こう続けている。
「オオタニは、歴史上で最も激しい争奪戦が繰り広げられるFA選手になるだろう。今年だけでなく、彼が日本からエンゼルスに入団した2018年から“和製ベーブ・ルース”と言われた彼は宣伝文句を越えたのだ」
一方で「お金がすべてではない」と唱えるメディアもある。日々MLBの移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は「これまでドジャースのような伝統的に大金持ちの球団に移籍する可能性が高いと思われてきたが、オオタニはすでに巨大なスーパースターであるため、意外な球団が獲得に乗り出す可能性がある」と指摘した。
「ここからどのようなスケジュールで、どのような展開になるかは不透明だ。おそらくオオタニは、どう勝つか、そして獲得球団がいつまで投手をやらせてくれるのか、もしもマウンドに上がれなくなったらどう対応するかなど、お金以外の話に重きを置くはずだ」
もはや世界が注目する大谷の去就。その行方はいかなる決着を見るのだろうか。
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現地時間11月6日にアリゾナ州スコッツデールで、メジャーリーグ30球団の幹部や代理人たちが集うGM会議が開始。今オフにFA(フリーエージェント)となった選手を中心に、各チームの補強に向けた動きが本格化している。
ありとあらゆる噂が飛び交い、情報戦の様相も呈している。そんな今オフのFA市場でトップクラスの注目と話題性を誇っているのが、山本由伸だ。
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日本シリーズが終了した11月5日にオリックスからポスティングを正式に認可された25歳は、メジャー移籍が決定的となった。いまは正式な公示が待たれる状態となっているが、“ゴーサイン”が出れば、史上初の3年連続投手4冠の偉業をやってのけた若武者を巡って争奪戦が起こるのは必至だ。すでに米メディアでは、11球団が獲得に本腰を入れていると報じられ、契約金は2億1100万ドル(約317億8000万円)に上るとも見られている。
期待が高まる一方で山本に対して“懸念”を示す識者もいる。米紙『New York Post』のジョエル・シャーマン記者は「ヨシノブ・ヤマモトに対する熱狂が迫っている。だが、彼には小さな問題が一つだけある」と指摘。「それは体格面だ。ヤマモトは178センチとかなり小柄だ。彼を『3番手の先発投手』と予想したあるスカウトは、『ヤマモトが本当に大金に値する選手なのかは疑問がある』と言った」と強調した。
また、シャーマン記者は山本の体格を「非常に気にしている」として低評価を下したという別スカウトのコメントを紹介し、「MLBでもNPBと同じようにプレーできるかという懸念からヤマモトが中継ぎで終わる可能性もあると語っている」とした。
タフな戦いを余儀なくされるメジャーリーグにあって、178センチ、80キロの山本の体躯はケガをしやすいのではないか。そんな懸念を示したシャーマン記者だが、「彼のサイズを気にしないスカウトもいる」とメジャー移籍に向けた前向きな指摘もした。
球界の事情通として知られる同記者は「ヤマモトは本当に運動能力が高い」と絶賛する某球団スカウトの分析を紹介している。
「たしかにサイズは大きくはない。それでも伸びのある速球、平均以上のカーブ、空振りの取れるスプリットなど、全体的にはプラス材料が多い。彼はセンガよりも制球力が良くて、ストライクを巧みに投げられる。まるで大柄な選手のようなピッチングをするんだ。それと恐れ知らずだ。とにかくアグレッシブで、目つきもいい。マウンドに向かう方向性とエネルギーの出し方が最高だ。そして何より彼は3つの球種でスイングとミスを取ることができる」
日本球界でタイトルを総なめにした山本。一抹の不安はあれど、それを補って余りある抜群の野球センスに惚れ込む関係者が少なくないようだ。
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