
年月が過ぎても、その功績は野球ファンの記憶に残り続けている。
2019年3月、東京ドームでみせた雄姿を最後に現役の舞台から去ったイチローの名前が、米メディアで伝えられている。スポーツサイト『ClutchPoints』が1月1日、「マリナーズの歴代10大選手ランキング」と銘打った特集記事を配信した。同球団で活躍した往年の名プレーヤーとともにその功績を伝えており、「イチロー・スズキ」の名は3位にランクされている。
【関連記事】現役ドラフトで入団「オコエがスタメン奪取するようでは巨人はヤバい」の背景とは
その中では主な記録として、2001年ア・リーグMVPや同年の新人王、さらにオールスター10回出場などを紹介しており「リーグでもっとも人々を魅了する選手の一人であった」とスター性も称えている。
さらに「2001年に日本からMLBにやってきたスズキは、その強力なプレーですぐにア・リーグの新人王とMVPを獲得した。マリナーズでキャリアをスタートしてから10シーズン連続で200安打以上を記録し、まさにヒッティングマシーンと呼ぶにふさわしい選手であった」として、在籍時でみせた打撃力を振り返った。
またバッティング以外のスキルにも言及し「37歳だった2011年を含め、5シーズンで40盗塁以上を記録した」として、メジャー初年度より盗塁王も獲得するなど、現役を通して武器となり続けた走力も評している。
初の日本人野手としてマリナーズ入りを果たして以降、2004年にはMLB史上シーズン最多となる262安打という、まさに前人未到の記録も打ち立てるなど米野球界で眩い輝きを放った。2012年シーズン途中にヤンキースへトレードとなり、その後マーリンズでもプレーし、2018年には再びマリナーズのユニフォームに袖を通すことに。そこでは特別な役割が与えられたことで、試合出場から離れる時期も経験。その翌年、日本で花道を飾ることとなった。
記事では他にも「常にア・リーグのMVP候補の一人として君臨した。スズキはシアトルに戻ってキャリアを終えたが、マリナーズでの最初の10年間は、リーグ史上最高の成績だった」として足跡を思い返している。
日本球界在籍時を含め、現役生活は28年間にも及んだ。走・攻・守、それぞれで突出した才能を発揮した天才プレーヤーは、まさに野球の醍醐味を体現する存在として、世界中のファンを沸かせ続けた。

(出典 news.nicovideo.jp)
|
<このニュースへのネットの反応>
【マリナーズ歴代選手ランキングにイチローが選出!】の続きを読む