6月1日に香港で決勝が行われた『第3回 BFA 女子野球アジアカップ』でチャイニーズ・タイペイを8対3で下してアジアカップ3連覇を達成した女子野球日本代表が2日、都内のホテルで優勝会見を行った。
【写真】“侍ジャパン”を率いた中島梨紗監督
2017年、19年に続き、『BFA 女子野球アジアカップ』で3連覇に挑んだ中島梨紗監督率いる日本代表は全勝で見事に優勝した。中島監督は「全6試合で先取点が取れたことが大きかった。流れを渡さない、離さないというところで6試合とも同じように戦えたことが要因かなと思います」とした。木戸克彦ヘッドコーチは「前回の侍も行かせていただいた。4年間空いたですけど、ベテラン、中堅、若手をものすごく中島監督がチームを1つにした。毎試合、成長を見せてくれるチームになりました。男子も素晴らしい成績を残しましたけど、中島監督も栗山監督ばりの手腕を見せて引っ張ってくれて、一緒にいて安心感がありました」と称えていた。
ダブルキャプテンの川端友紀は「コロナ禍でジャパンのユニフォームを着てプレーをすることができなかったんですが、いつ試合や大会があるかわからない状況の中で気持ちを切らさずに準備をしてきたことがあったと思います」と話し、加えて最高のプレーをする土壌を作ったスタッフへの感謝を述べた。同じくダブルキャプテンの出口彩香は「優勝の要因は選手一人ひとりが個々の力があって、チームワークも1日1日でよくなっていったというところが要因だと思っています。自分だけが活躍できるというより、どの選手が出ても活躍できる余裕があったので、ここというところで自分自身も結果が出たのかなと思います」と口にした。
9月に広島で第9回WBSC女子ワールドカップ本戦に向けた1次ラウンドが行われる。国内での貴重な試合となるが中島監督は「国内での国際大会というのは2014年に宮崎で行われたワールドカップ以来。女子野球自体知らない方もまだまだたくさんいらっしゃると思います。日本代表というチームがあるということ、世界にこんなにたくさんのチームがあるということを日本、世界の方々に知ってもらえるチャンスだと思います。ベストパフォーマンスができるように。アジアカップ優勝して帰ってきてますけど、次に向かって、すぐ準備をしたい」と勝って兜(かぶと)の緒を締める。
アジアカップを優勝したが中島監督は「優勝してうれしかったのはもちろんなんですけど、正直に言いますと、ここ(代表)に集まって最初に伝えたことは『ここは通過点だ』と。優勝して当たり前と言われて優勝してほっとしたというのが1番です。でも、日本に帰ってきて、すぐ合宿や次のワールドカップが目の前だなと帰りの飛行機の中で考えた。余韻にひたることなく次へ」と早くも臨戦態勢を整えていた。
(出典 news.nicovideo.jp)
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